自社のビジネス・サービスがうまく展示会ブースで伝わらない、その課題はパネル・グラフィックのデザインにあるかもしれません。展示会の強化書では成果を出すための独自の方法論に基づいたパネル・グラフィックのデザインを承っています。ご依頼については記事内にあるフォームより連絡ください。
今から紹介するパネルデザインのプロセスが特に効果的に働くのは以下のような出展者の方です。
- 共同出展ブースで展示会に出展するが「目立つキャッチコピーが無く」「パネル1~2枚で勝負しないといけない」という展示会慣れしていない出展者の方
- ブースのデザインはある程度固まったが、よくよく見ると来場者から見える情報は「パネルと展示物程度」で来場者がブースに立ち寄る理由を文字情報で示せていない出展者の方
展示会で効果のあがるパネル・グラフィックの条件
展示会において効果のあがるパネル・グラフィックには3つの条件があります。
- 課題解決型になっていること
- 課題解決型が伝わりやすいデザインに整理されていること。
- ブース全体のコミュニケーションプロセスと整合性があること。
この3条件を達成するためには、デザインを進める過程に工夫が必要です。
よくあるパネル・グラフィックデザインの進め方
一般的な装飾会社や代理店に依頼したときに、どんなプロセスでパネルがデザイン化されるのか、よくあるパターンを整理してみましょう。
このように、通常のパネル・グラフィック制作のプロセスではオリエン→構成案の作成→デザイン化というプロセスを経ることが一般的です。
装飾会社側から「構成案はソチラで作ってPPT等で支給してください」という場合もある。案外このケースが多いようで、同じようなことを装飾会社から要求された出展者の方もいるのではないでしょうか?
展示会の強化書による独自デザインプロセス
対して、展示会の強化書ではコチラで構成案を作成することは勿論のこと構成案を作る前段階にもう一つステップを挟むことで、意味のあるパネルの制作を行っています。
このスクリプトメイキングという作業次第で展示会パネルのクオリティの半分は決まってしまうと感じています。
いま開催している展示会を見てみると出展者のパネルの大部分は「来場者が聞きたいこと」に沿った表現ではなく、「出展者が言いたいこと」を基点にした表現になっています。
スクリプトメイキングとは、あなたの製品・サービスのうち来場者が聞きたいと思う箇所を抽出し、磨き上げ、一つのプレゼンテーションとしても成立する台本を作り上げる作業です。以下は具体的な進め方です。
その1:スクリプトメイキング
「何を伝えるのか」というスクリプト(台本)を作るのは実はかなり時間がかかる作業です。なぜなら、どうしても「自分たちが伝えたいこと」という視点が中心になってしまうから。ここから脱却できないが故に「顧客志向」を実現しようと思っていたとしても、出来上がったものは「顧客志向から離れたモノ」となってしまいます。
「顧客側が聞きたいこと」に変換していくために、顧客像の絞り込み・課題抽出、自社・商材の価値発見、言語化という3つの作業を経てスクリプト化を進めます。
台本ができるということは、パネルのデザインができあがるだけでなく、接客の基本となる「型」ができあがるとも言えます。一つの「型」をもっていることは展示会の接客においては強い安心材料となります。
その2:構成案の作成
スクリプトが完成すると、パネルの構成を検討する段階に入ります。
展示会のパネルは展示会ブースの他の構成要素との整合性があってこそ、より効果的に働くものとなります。
そのため、整合性を踏まえたうえで構成案を作成するために、主に以下の2点を確認・調整しながら構成案を整理していきます。
- 来場者はどんなプロセスでパネルに接するか
- パネルと何を活用して来場者とのコミュニケーションを取るか
その3:デザイン化
デザインのご依頼方法
現在は基本的にご依頼を受け付けていません。
①パネルデザイン 基本料金 1枚@100,000円(A1サイズ) 税別
- 3枚以上のご依頼で割引(別途御見積)
- デザインデータ納品
- 出力、発送対応も可能(別途御見積)
【参考出力価格】※A1サイズ アルミフレーム巻 Mラミ 出力+発送で1枚@10,000円
②グラフィックデザイン
- サイズ・ボリューム・ページ数により別途御見積
- ブース内出力グラフィックやチラシ・フライヤー・冊子のデザインが可能
- デザインデータ納品
- 出力、発送対応も可能(別途御見積)
■ご依頼方法
以下のgoogleフォームからご連絡ください。
おわりに
展示会のブースをみてまわると、多くのブースでは「来場者が立ち寄る理由」を提示できていません。案外、パネルのデザインを一つ変えるだけでもこの課題は解決できるケースが多いと感じています。
パネルはデザインの方法によって「来場者が立ち寄る理由」になったり、「来場者の不安を払拭するアイテム」になったり、「来場者の次の行動を誘発するお膳立て」になったりするものです。何があなたのブースのパネルにとって必要な機能なのか、適切に整理することが成果に近づくための「急がば回れ」です。