展示会のブース装飾を装飾会社、広告代理店、デザイン会社などへ依頼しているものの、どうも期待したような成果が出ない・・・という出展者の方、展示会ブースづくりのどこを改善すればよいのだろうか。
- 展示会ブースづくりで大切なステップとは
- なぜ、自社内での企画段階とオリエンテーションが大切なのか
- 企画段階・オリエンテーションを効果的に進めるために何をすればよい?
- 企画を進める指針となる「展示会の企画シート」
展示会ブースづくりで大切なステップとは
既にタイトルでネタバレしている感はあるが・・・
この図は展示会ブース装飾を装飾会社に依頼したときに、どんな流れで企画や装飾の検討が進むのか簡略化したものだ。(実際にはもっと複雑なプロセス)
それは、ここ「オリエンテーション」にある。
もっと言うと「オリエンテーションまでの企画段階」にある。
適切なオリエンテーションに至るまでの自社内での企画こそ、展示会ブース装飾の効果を最大化させるために、最も重要であり、最もチカラを注ぐべきポイントだ。あまり、そんなイメージがない方も多いかもしれない。
なぜ、自社内での企画段階とオリエンテーションが大切なのか
なぜ、自社内での企画段階とオリエンテーションが大切なのか・・・?
それは、展示会ブースに対する「仮説設定」の中身が、オリエンテーション後には空間に如実に反映されてしまうからだ。
「なぜその展示会に出展するのか」、「どんな成果を具体的に設定しているか」、「成果実現のための手法は、どのようなものか」、これらの問いかけに対して、あなたはどのような「仮説」を持っているだろうか?
仮説設定なしに、あるいは仮説設定が少ない状態でオリエンテーションに臨んでしまうと、どこに向かっていくのか、何を目指していくのかが、ボンヤリしたブースになってしまう。目的とそのためのアプローチ方法が明確に決まっていれば、ブース空間にも適切に落とし込みやすい。方角を決めずに航海に出ても遭難するのがオチ、必要な情報や方針は事前に徹底的に検討しておくのだ。
企画段階・オリエンテーションを効果的に進めるために何をすればよい?
じゃあ、どうやって企画したらよいの?、どうやってオリエンテーションしたらよいの?という問いかけに対して、世の中にはイロイロと情報が転がっている。
- 曰く、コンセプトをしっかり立ててくださいね、
- 曰く、ペルソナ(顧客像を具体的にしたもの)を設定してくださいね、
- 曰く、成果を定量的に設定してくださいね
という情報が、とにかく断片的に転がっている・・・しかし、その情報は超がつくほど断片的。「いやいや、それじゃ結局何をどう整理したらよいのかわからないよ」
企画を進める指針となる「展示会の企画シート」
ということで、適切に自社内での企画を進め、必要な項目をオリエンテーションするためのフォーマットの作成を進めている。(アドバイザー業務を依頼いただいた方へ配布)
このフォーマットに沿えば自社内で考えるべき項目を的確に整理ができるはず。整理したアイデアのうち必要な情報をオリエンシートとしてパートナー(装飾会社など)に提供すれば効果的だろう。