このシートは顧客の課題に沿った課題解決型のメッセージを的確に打ち出した、成果のあがる展示会ブースをつくるためのサポートツールです。
従来の展示会ブースをつくりあげるプロセスでは、「どう伝えるか」という手段が中心だったうえに、「自分たちの言いたいこと」に寄ってしまい、「顧客の聞きたいこと」とはズレたものが出来上がってしまいがちです。
このシートは「何を伝えるか」という目的の要素を磨き上げたうえで「どう伝えるか」という点を来場者、つまり顧客の目線に落とし込んだときにどんな手段を採るのが最適なのか、あなた自身が検証できるフレームを取り入れています。
これまでの展示会ブースを作り上げる出展者と装飾会社の関係性には無かったものであり、このシートを活用することで顧客に伝わる表現を考えることができます。(STORES.JPで販売中、以下にリンク等詳細をご紹介)
ワークシートの構成】
■展示会情報
01.展示会基本情報と選定の背景
■コンセプト立案
02,自社の魅力・価値(製品・サービス)
03.自社の魅力・価値(組織・ビジネスモデル)
04.顧客像の定義(展示会来場者 個人)
05.顧客像の定義(組織・関与者)
06.コンセプトまとめ
■計画・推進
07.キャッチコピーと基本スクリプト
08.顧客体験とコンテンツの整合性
09.レイアウトに影響する要素の整理
10,空間のイメージ
11.目標と予算
■本番運営・成果
12.運営計画の作成
13.成果の評価・以降のセールス計画
【ご利用上の注意】
ご利用いただける方は原則展示会のご出展者様に限ります。無許可で、装飾会社・コンサル・代理店等の皆様が複数の取引先に本シートの全部または一部を提供し、利用することはお断りさせていただきます。複数の取引先でのご利用希望の場合には、必ずご連絡ください。用途・年間の利用数により別途御見積とさせていただきます。
【その他規程】
- 本シートの著作権は展示会の強化書が所有します。
- 本シートの使用及び閲覧は、利用者の責任において行うものとします。
- 著作権者の許可なく、このシートの全部または一部をいかなる手段においても複製、転載、流用、転売等をすることを禁止します。
- 内容の正確性、有用性、確実性、安全性について保証するものではありません。
- ご使用にあたり、不利益、損害、実績が得られない等のことがありましても一切の責任を負い兼ねます。
- 本シートは、以下の場合ご使用をお断りします。
- 公序良俗に反する目的での利用
- シートそのものを商品・コンテンツとして再配布・販売
- その他著作者が不適切と判断した場合
- すべての規定は予告なく改変する場合がございます。
【ご購入について】
価格:¥30,000-(税込)
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ワークシートが生まれたきっかけ
このシートのもとになる考え方は、とある偶然から生まれ、明日。
過去に展示会ブースの装飾会社にも所属していたことのある私は、ある展示会を視察していたときに非常によいデザインのブースを見かけました。展示会ブースの装飾会社に所属する人は、よく展示会場を練り歩いて参考になりそうなデザインのブースを写真に収めるという行動をよく取っています。
このときも私は、「お!、カッコいいブースだ!」と思い写真を撮ろうと思ったのです。キャッチコピーが目立っていて、スッキリしたデザインで、来場者の欲求をくすぐりながらスマートなデザイン、ちょっと遊び心もあって、あぁ、良いデザイナーが作ったんだろうなぁ、自分もこんなブースを作らなきゃなぁ・・・とブースに近寄っていきました。
が、どうも様子がおかしいのです。
来場者が寄り付かない、こんな良いデザインのブースで小間のサイズもそこそこ大きく目立っているのに、なぜ??
普段はブースのデザインに目が向くことが中心だったのに、このときは来場者が立ち寄らない理由が気になりました。
この日の偶然の出会い以降、多くのブースに対するリサーチをはじめました。基本的には定点観察が中心ですが、場合によっては出展者に対するインタビューを行ったり、複数の同じような商材を扱っている出展者が同時に見える場所で集客に差が出る場合の理由探しなどを重ねてきました。
その結果、集客に成功しているブースとデザインが良さそうに見えるブースには何の関連性もないことが分かりました。デザインが良いからと言って、集客が成功するわけではないのです。
そもそも装飾会社の界隈で一般的に「良いデザイン」とイメージされるものが、実は集客との相関性がそれほどないことに気付いてしまったのです。私のほかのデザイン関係者に尋ねても同様です。私だけの感覚がおかしいということではなく、装飾会社が「良いデザインだ」と思ってしまうようなブースが集客に必ずしも結び付いていないのです。
ここからさらに、現場でのリサーチや、様々な文献・書籍を読み漁って、実践を繰り返した先に見えてきたのが、顧客志向を現場に落とし込む方法論の欠如という結論でした。
顧客志向や課題解決型のアプローチという手法は展示会以外の一般ビジネスに多く用いられています。しかし、その手法を活用しながら、なぜか展示会ブースという空間に落とし込むことができないのです。その課題をどうにか解消できないかと生まれたのが、この13のワークシートです。
こういったツールが無ければ、なかなか適切に自社の魅力を正しく分析し、顧客像を正しく定義し、最大限伝わる空間に落とし込むことは難しいかもしれません。
いま、展示会ブース出展をとおして思うような集客があがっていないと感じている皆様が、もっと成果につながるブースをつくるために、展示会出展が実り多いものとなってほしい。このシートを一つの切っ掛けとして活用いただければ、これほど嬉しいことはありません。